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ゆったりと過ごす

ゆったりと過ごす

1960年代。

休日はまったりとした時間を過ごすのが

我が家の日常でした。

父は縁側で本を読み、

ポカポカ陽気でうたた寝。

母は新年を迎える子どもたちのため

せっせと編み棒を動かす。




弟たちはプラモデルの組み立てに興じ、

私はというとブルグミュラーと格闘。

(音楽センスがなかったので

家族にはかなり迷惑だっただろうと

今更ながら申し訳なく思う。)

時々、ステレオから流れる

世界の音楽と称したメロディーに

『いつか外国に行きたいなあ』と

なんとなく夢みていた私。

心から憧れる海外でした。

還暦を意識するほどの時を重ね、

国境を意識しなくなったのは

いつの頃からでしょうか。

皆さんも気軽にパスポートを片手に

空の人になっていたと思います。





2020年代。

国際線のロビーから人影が消え

海外との往来がなくなりました。

こんな時代になると

誰が予測できたでしょう。

忙しなく動いていたのがウソのようです。

しかしながら同時に

休日にまったりできる時間を

得たのも事実です。

思い出の写真を取り出し、

その時の空気や風を感じながら

思いおこす時間ができました。





ローカル料理に取り組んだり、

畑で野菜を作ってみたり、

ふと気づくと子どものころの

時間の流れと同じだと気づきました。

地球温暖化を意識する昨今。

生活様式を見直す時が来ています。

ゆっくりとした時間を

家族と過ごしたいとおもう今日この頃です。