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M.ナカムラ コレクション 鼈甲蒔絵

M.ナカムラ コレクション 鼈甲蒔絵

我が家の『まねきねこ』

蒔絵との最初の出会いは

おそらく実家の仏壇にあると記憶します。

鈍い金色の蒔絵装飾が施された

黒漆の仏壇のある仏間は、

空気がひんやりと冷たく

小さな子どもには不似合いな場所。

変わった嗜好の私は

なぜかこの場所に居座るのが大好きで、

祖父の目を盗んでは

仏具を触りたくて仕方なかった

思い出があります。








あれから半世紀以上の時が過ぎ、

新しい鼈甲蒔絵に出会いました。

『蒔絵師 松山武司氏』

精密な絵柄と迷いのない線描に

熟練された技術と

蒔絵師の芸術的センスを感じます。





我が家の『まねきねこ』と称して

愛用している2点のブローチは、

貝螺鈿の目がイキイキとして

毛艶もよく大好きな作品です。

ムー・ジュ刺し子コートの

色に合わせて楽しんでいます。






『おしどり』は

二羽寄り添う図案が愛おしく、

古典の図案ながら

縁の蒔絵が

オリエンタルな要素を含んでおり

松山氏ならではのこだわりを感じました。


こうしていつのまにか

鼈甲蒔絵をコレクションするようになりました。






子どもの頃からの嗜好が

いまだに続いています。

残しておきたい

日本の美術工芸品のひとつです。